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전후 일본영화 속 가정 이미지 -오즈 야스지로(小津安二郎)의 『도쿄 이야기』(東京物語)를 중심으로-
최범순 한국일본어문학회 2009 日本語文學 Vol.42 No.-
本稿は、映画に提示されているイメージをとおして、戦後日本の家庭の形成様相を把握したものである。具体的には、戦後日本の映画を代表する小津安二郎の「東京物語」にあらわれている‘家庭イメージ’を主な対象として分析した。映画はそれのもつ大衆性のため、ある時期の普遍的な家庭イメージを把握しようとする時、有効な対象になりうる。とくに、小津安二郎の映画は一貫して家庭を題材としてきたという点で、研究目的に符合するものであるといえよう。 「東京物語」をとおして把握した戦後日本の家庭の様相はつぎのようなものである。 まず、家庭を取り囲む空間の変化だけではなく、家庭内部の空間におけるプライバシ-化による変化も起きていたことが、「東京物語」に示されている空間イメージをとおして分かった。 つづいて、戦後日本の家庭においては、それ以前家族の情緒的な絆としての役割を果たした‘母性イメージ’が弱まり、その代わり家事以外の労働にたずさわる女性イメージが強くなったことが分かった。このような点は、「東京物語」における母の死と女性人物像をとおして、イメージ化されている。 ところが、「東京物語」は戦後日本の家庭の形成の側面だけを映しているものではない。映画は、形成期にあった戦後日本の家庭における‘家族=愛の共同体’イデオロギーの崩壊をも提示している。そして、このような映画の全体的な様子を現在の観点から考えると、問題の核心は、実際の家庭よりも様々な現実家庭を標準化してきた'家庭イメージ'の方にあるということが分かった。 現在必要なのは、多様な現実家庭を抱擁できる新たな家庭イメージなのである。