本研究は町人文化の興隆期でもある18世紀中盤、天明期を代表する文学作品でもあり、作家山東京伝が記した黄表紙の傑作『江戸生艶気樺焼』に見る穿ち(うがち...
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서울 : 고려대학교 교육대학원 , 2007
학위논문(석사) -- 고려대학교 교육대학원 , 일어교육전공 , 2007.8
2007
한국어
서울
ii, 65 p. : 삽도 ; 26 cm.
지도교수: 최관
단면인쇄임
참고문헌 : p. 61-63
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本研究は町人文化の興隆期でもある18世紀中盤、天明期を代表する文学作品でもあり、作家山東京伝が記した黄表紙の傑作『江戸生艶気樺焼』に見る穿ち(うがち...
本研究は町人文化の興隆期でもある18世紀中盤、天明期を代表する文学作品でもあり、作家山東京伝が記した黄表紙の傑作『江戸生艶気樺焼』に見る穿ち(うがち)の研究を目的とした。
現在、文学としての黄表紙は「現実を基とした笑いを利用した現実逃避」として評価を得ている。しかし、韓国国内において本作品の研究に関しては数量的にも決して豊富ではないのが現状である。本研究では作品成立の時代的な背景や挿絵が持つ意味より、主人公である艶二郎の行動や笑い、その笑いを側面から支える役割を果たしている穿ちに注目、本作品の最大の特徴である穿ちについて考察する。
本来、穿ちとは、強固な身分制度の下での生活を余儀なくされた町人階級において社会の矛盾、問題点を指摘する言葉であったが、時代背景の変化、特に貨幣制度の充実により経済力を基盤とした文化の担手となった裕福な町人階級においては知識の披露、物事に精通した関係者のみが知り得る事実の披露と変化したのもである。本作品においても穿ちは笑いの原因としてだけではなく、作品成立当時の町人が描いた理想や最先端の流行を表現に取り入れている。
また、知る人のみ知る事実や知識の披露が穿ちの生命線である以上、読者にとっては知的水準や好奇心、流行に関する敏感が必需であり、文章内に隠された単語や表現の真の意味を探求する「参加性」を持った娯楽でもあったといえる。
本研究では、著者である京伝の思想背景、京伝が持つ穿ちに関する認識を基本とし、作品内に登場する穿ちを①流行風俗, ②名所, ③名品, ④男女関係, この4種類に分類した。本作品の主人公である艶二郎は富裕階級の出であり、何不自由ない生活を送りながらも、女性の人気を得たいがために悪友二人の協力の元、当時の流行や舞台の場面を現実化することにより市内の噂になるべく奔走するのである。
『江戸生艶気樺焼』は上巻、中巻、下巻の三巻二十二章から成立する短編作品である。上記の通り、作品内では通常の会話などに流行の名品、名所等が隠されているが男女関係の穿ちに関してはそれらとは違い、著者である京伝の遊里における男女の関係についての見解として登場する。それらを踏まえた上で、穿ちが持つ意味、その穿ちが作品内に登場した背景と理由、根拠、そして最終章では政治当局の弾圧の対象となり、文学史から姿を消すこととなった穿ち、黄表紙の消滅について言及した。
歴史的に見ても日本の文化史の中でも重要な位置を占める江戸天明期における笑い、その笑いの中において町人階級の人々が想像する理想像、流行、を見ることは本質を表立って表現するより、その本質を見つけ出す課程を娯楽と考える独特な文化であるといえる。
生活に余裕が生れ、異性の注目を浴びるべく奔走する主人公の姿は決して歴史の彼方に消えたのではなく、現代社会に住む我々にも理解可能な人間の姿であるといえる。