本稿では、日本の近世や近代における比較的低頻度の語と思われる「措大·窮措大」をめぐって考察した。「措大·窮措大」は、中国で主に詩や俗文学に用いられていた。日本においては...
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本稿では、日本の近世や近代における比較的低頻度の語と思われる「措大·窮措大」をめぐって考察した。「措大·窮措大」は、中国で主に詩や俗文学に用いられていた。日本においては...
本稿では、日本の近世や近代における比較的低頻度の語と思われる「措大·窮措大」をめぐって考察した。「措大·窮措大」は、中国で主に詩や俗文学に用いられていた。日本においては、近世後期以後、「措大·窮措大」が本格的に用いられるジャンルは「繁昌記」である。近世後期から明治初期にかけて刊行された「繁昌記」に特に多く用いられているが、世相を批判した形の繁昌記であるだけに「貧乏」の様子が多く描かれている。その一断面として「措大·窮措大」が良き材料になったものと思われる。しかし、繁昌記では「措大·窮措大」の使い分けがあったらしく、「措大」はマイナスイメージとして描かれ、「窮措大」は他人に対しては「卑しめ」、自分に対しては「謙遜」のイメージが強かった。近代(主に明治期の文学)の普通の文学作品では、「措大·窮措大」が繁昌記の「窮措大」の例と同様、一般的に「卑しめ·惨めさ」を表わす場面が多いが、自分に対しては「謙遜」の意味で用いられている場合もあった。「措大·窮措大」と殆んど同じような「貧〜·寒〜」を語基とする語も多数ある。
このように、「貧〜·寒〜」を語基とする語が多く用いられていたにも関わらず、難解な漢語である「措大·窮措大」も用いられていたことは何を意味するのだろうか。それだけ、近世や近代の文人は中国俗文学に関心を寄せていたということであり、造詣も深かったことを意味しているのである。それにより、近世や近代の文人は中国俗文学に見られる言葉にも執着し、自分の文学における言語世界に反映させたものと思われる。日本の近世や近代に中国俗語が用いられていたことは、表記の面から見ても、漢字使用の世界を多様化してくれた要因であったわけである。
참고문헌 (Reference)
1 石崎又造, "近世日本に於ける支那俗語文学史" 清水弘文堂 1967
2 小島憲之, "日本文学における漢語表現" 岩波書店 1988
3 小島憲之, "幕末․明治文学一斑ー漢語的なるものを中心としてー, In 古典講演シリーズ2 詩人杉浦梅潭とその時代" 臨泉書店 1998
4 小田切文洋, "唐話用例辞典" 笠間書院 2008
1 石崎又造, "近世日本に於ける支那俗語文学史" 清水弘文堂 1967
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4 小田切文洋, "唐話用例辞典" 笠間書院 2008
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학술지 이력
연월일 | 이력구분 | 이력상세 | 등재구분 |
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2026 | 평가예정 | 재인증평가 신청대상 (재인증) | |
2021-09-30 | 학술지명변경 | 외국어명 : Korean Japanese of Japanese Language and Literature -> Korean Journal of Japanese Language and Literature | |
2020-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (재인증) | |
2017-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (계속평가) | |
2013-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | |
2010-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | |
2008-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | |
2006-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | |
2003-01-01 | 평가 | 등재학술지 선정 (등재후보2차) | |
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2000-07-01 | 평가 | 등재후보학술지 선정 (신규평가) |
학술지 인용정보
기준연도 | WOS-KCI 통합IF(2년) | KCIF(2년) | KCIF(3년) |
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