本稿では、「してみる」に使われる動詞の語彙的な意味について、それが意志動詞であるか無意志動詞であるかという考察にとどまらず、実際にどのような動詞が現れているかを明らか...
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本稿では、「してみる」に使われる動詞の語彙的な意味について、それが意志動詞であるか無意志動詞であるかという考察にとどまらず、実際にどのような動詞が現れているかを明らか...
本稿では、「してみる」に使われる動詞の語彙的な意味について、それが意志動詞であるか無意志動詞であるかという考察にとどまらず、実際にどのような動詞が現れているかを明らかにした。また、「してみる」に使われる動詞が何らかのことを「知る(認識する)」手段・方法、または、きっかけとなっていることを見出し、「してみる」に使われる動詞の共通の側面として「意志性」と「認識性」を指摘した。まず、「してみる」に使われる意志動詞には、「訊く」「話す」のような「言語活動を表す動詞」、「考える」「思いだす」のような「精神活動を表す動詞」、「行く」「来る」のような「移動動詞」、「(ドアを)開ける」「(板を)剥がす」のような「具体物に働きかけることを表す動詞」、「見る」「嗅ぐ」のような「知覚活動を表す動詞」、「探る」「捜す」のような「情報収集活動を表す動詞」が多く現れていることと、これらは何らかのことを知る(認識する)ための手段・方法として使われることが多いことを見出した。また、意志動詞のなかでも「いばる」「へりくだる」のような「態度を表す動詞」、「暮らす」「寝起きする」のように日常生活を捉える、スパンの長い動詞は認識に関わり難い動詞であり、「してみる」に使われ難いことを指摘した。次に、「してみる」に使われる無意志動詞には、「言われる」のような「有情主体の関係的な変化を表す動詞」、「気づく」のような「有情主体の生理的、認識的な変化を表す動詞」、「(失業の身に)なる」のような「有情主体の社会的な変化を表す動詞」、「達する」のような「有情主体の非意志的な位置変化を表す動詞」、「(冬に)なる」のような「非情主体の変化を表す動詞」が現れていることと、これらは何らかのことを知る(認識する)きっかけとして使われることが多いことを見出した。また、無意志動詞のなかでも「楽しむ」のような「有情主体の感情・心理を表す動詞」は「してみる」に使われ難いことを指摘した。
참고문헌 (Reference)
1 成知炫, "語彙と文法の関わりに関する一考察─「してみる」に見出されるカテゴリカルな意味を中心に─" 韓国日本学会 72-76, 2011
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3 高橋太郎, "日本語動詞のアスペクト" むぎ書房に所収 117-153, 1976
4 前田直子, "日本語の複文―条件文と原因・理由文の記述的研究―" くろしお出版 2009
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6 山部順治, "主動詞事態の認識者の位置を示す用言" ノートルダム清心女子大学英語英米文学研究会 6 : 117-134, 2002
7 奥田靖雄, "ことばの研究・序説" むぎ書房 159-170, 1985
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10 松木正恵, "「見る」の文法化―「てみると」「てみれば」「てみたら」を例として―" 早稲田大学日本語学会 5 : 1-12, 1997
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13 "CD-ROM版 新潮文庫の100冊" 新潮社 1995
시마자키 도손(島崎藤村) 『신생(新生)』의 논리학 ― <고백>과 <모성>의 상관관계 ―
아쿠타가와 류노스케(芥川龍之介)의 「스사노오노 미코토(素戔嗚尊)」론― 1920년대 내셔널리즘 창출로서의 스사노오(素戔嗚) 신화와 관련하여 ―
나쓰메 소세키의 『문(門)』에 나타난 동거에 대한 고찰
학술지 이력
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2009-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | |
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2002-01-01 | 평가 | 등재학술지 선정 (등재후보2차) | |
1999-07-01 | 평가 | 등재후보학술지 선정 (신규평가) |
학술지 인용정보
기준연도 | WOS-KCI 통합IF(2년) | KCIF(2년) | KCIF(3년) |
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2016 | 0.5 | 0.5 | 0.44 |
KCIF(4년) | KCIF(5년) | 중심성지수(3년) | 즉시성지수 |
0.38 | 0.34 | 0.725 | 0.25 |