도요타마비메(豊玉毗)神話 小考 = A Study on the Myth of Toyotamabime

다국어 초록 (Multilingual Abstract)

海幸山幸神話は、筑紫日向に降臨した天孫ホノニニギと山神の娘阿多都姫との間に生まれた火遠理命がワタツミの宮を訪問し、海神の娘豊玉毗売と結ばれることにより、水界の呪能を得、地上の王者たる呪能を身につける神話である。本神話は、一系統神話ではなく、釣針探求譚․海宮訪問譚․異族婚姻譚などの三つの話から構成され、王権神話として『記紀』中に組みこまれたものである。従ってその内容は複雑かつ多彩であり、それだけ神話の原型をさぐることは至難のことであろう。しかし、釣針探求型や海宮訪問譚はインドネシアに広く分布されている南洋系神話であることは、早くから内外の学者より報告され、その伝承者はインドネシア族と同族と思われる隼人族や、ワタツミの神を奉斎する海人族であることはほぼ明らかにされたと言える。しかし、海幸山幸神話の主眼は、穀神の皇祖神が水界の女との結婚を通じて水界の支配呪能を身につけた天皇の始祖誕生を物語る「神婚譚」にあると考えられる。言いかえれば日向三代物語はまさに神婚を語ることにあった。本稿は、異族婚姻譚である豊玉毗売神話を対象にし、近隣諸国との比較を試みたものである。わが国の作帝建説話との構造類似はつとに指摘されているが、釣針探求型の不在や海宮より得る宝物の異なる性格など、もっと詳しい論考を待たねばならないと思う。それで本稿は「井」「井中の光」「井中の影」「赤玉」「八尋和迩」という五つのモチーフを中心に、天日矛伝承․神功皇后の鎮懐石伝承․丹塗矢神婚譚を比較し、新羅系の渡来民伝承との関係を想定してみたものである。

참고문헌 (Reference)

1 한국민족문화대백과사전편찬부, "한국민족문화대백과사전" 한국정신문화연구원 1991.

2 서대석, "일본신화에 나타난 神婚과 神誕生의 성격 『고전문학연구』14집."

3 최인학 외, "비교연구를 통한 한국민속과 동아시아" 민속원 2004.

4 松本信, "豊玉の一考察" 平凡社 2003.

5 福田アジオ他編, "日本民俗大典" 吉川弘文館 1999.

6 "敬吾 『昔話の史』 同朋社" 1982.

7 "三品彰英 『日鮮神話承の比較』 平凡社" 1975.