「だけ」と「ばかり」は 主に限定の意味を表わすりたて助辭とされ, 多くの場合お互いにおきかえてもしつかえないといわれてきた. しかし, 實際に用例を調べてみると「だけ」と「ばか...
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다국어 초록 (Multilingual Abstract)
「だけ」と「ばかり」は 主に限定の意味を表わすりたて助辭とされ, 多くの場合お互いにおきかえてもしつかえないといわれてきた. しかし, 實際に用例を調べてみると「だけ」と「ばか...
「だけ」と「ばかり」は 主に限定の意味を表わすりたて助辭とされ, 多くの場合お互いにおきかえてもしつかえないといわれてきた.
しかし, 實際に用例を調べてみると「だけ」と「ばかり」は構文論的相異点がみられるだけでなく, 意味の面においても兩者の主な意味が異なることが分かる.
また, お互いにおきかえても文法上の間違いではないが, 「だけ」と「ばかり」に對する話し手の使用意識が異なる場合が多いのである.
それで, 本稿では小說や隨筆及び辭典類から得た用例を分析た結果に基づき, 「だけ」と「ばかり」の構文論的共通點と相異点及び意味上の共通點と相異を高察し兩者の意味·用法上の違いを究明するを目的とした.
本稿の考察の結果をきとめると次のようになる.
1.「だけ」の使用頻度が「ばかり」の使用頻度に比べ, 著しく多いことらけ:708例,ばかり:199例), 現代語においては 「だけ」が「ばかり」の領域を多浸蝕しいるが分かる.
2.「だけ」は全體用例數の中, 排他的限定の意味として用いられる用例數の比率が一番高いので「だけ」の主な意味は排他的限定である. 反面, 「ばかり」は同類的限定の意味として用いられる用例數の比率が一番高い. 從って,「ばかり」は排他的限定の意味は「だけ」にゆずって主に同類的限定の意味として用いられることがる.
3. 同類的限定の意味特性として複數性, 反復性, 行爲のしかたの限定, 結果的際限性
などを擧げることができる. 一方, 排他的限定の意味特性としては行爲の對象の限定, 意圖的制限性を擧げることができる.
4. 「ばかり」は「だけ」より話し手の否定的價値判斷の意識や話し手の强調意識が强く表われる場合が多い.
5. 數詞に「だけ」が接續すると排他的限定や許される限度の意味として用いられるが, 數詞に 「ばがり」が接續するとおおよその數量を表わす.
6. 「だけ」は「隨筆はよまず小說をよんでいる」のように體言をとりたてる傾向があるのに對して, 「ばかり」は「勉强はせず小說をよんでばかりいる」のように敍述內容をとりたてる傾向がある.
7. 主格成分になる場合, 「だけ」は動詞述語や形容動詞述語のいずれとも共起するのに對し, 「ぱかり」は形容動詞述語とは共起しない.
8. 述語のて形と補助用語「いる」の間に「ばかり」は入ることができるが, 「だけ」は入ること ができないか, 不自然な文になる.
9.「だけ」は述語アスペクトの制限をうけない. 一方, 「ばかり」は反復的アスペクトの述語とは共起するが, 瞬間的はスペクトの述語とは共起しない.
10.「だけ」と「ばかり」は兩者共にとりたて助辭の機能とその機能から派生された接續助詞的用法及びアスペクト詞的用法が存在する. だし, 「ばかり」はアスペクト詞的用法が發達しているが, 「だけ」はアスペクト詞的用法が「ばかり」に比べて相對的に發達していない.
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