本論文は, 韓國と日本の近代文學史の中で, 近代的文學觀念を成立させたと評價される李光洙の「文學とは何か」(1916)と坪內逍遙の『小說神髓』(1885-86)におれる「情」「人情」の問題を考...
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本論文は, 韓國と日本の近代文學史の中で, 近代的文學觀念を成立させたと評價される李光洙の「文學とは何か」(1916)と坪內逍遙の『小說神髓』(1885-86)におれる「情」「人情」の問題を考...
本論文は, 韓國と日本の近代文學史の中で, 近代的文學觀念を成立させたと評價される李光洙の「文學とは何か」(1916)と坪內逍遙の『小說神髓』(1885-86)におれる「情」「人情」の問題を考察したものである. すなわち, 韓國と日本の近代文學成立期に刊行された李光洙の文學論と『小說神髓』を對象にし, そぞれ文學論を立てる際, その立論の中核となった「情」と「人情」がそれぞれの文學論でいかなる機能と役割を果たしていたのか, またそれが孕む意味が何なのかを明らかにしようとした.
その二つの文學論を考察した結果, 李光洙の文學論と『小說神髓』はそれぞれ「情」と「人情」とぃう槪念をとおして文學の自立性を目指そうとした. それと同時に, 「情」と「人情」とぃう槪念は勸善懲惡小說として代表される前時代文學を?り越ぇようとする役割をも果たしてぃた.このょうな意味で, 李光洙の文學論の「情」と『小說神髓』の「人情」は, 時間的なあるものの, 韓國と日本の近代文學成立期に共通的な役割を果たしてぃたとぃえる. それで, この「人情」と「情」とぃう槪念に基づき, 『小說神髓』は, 當時日本の功利主義的な<藝術>槪念を通して小說の改良を試み, 李光洙の文學論は<知情意>とぃう人間心理の範疇をとおして文學の槪念を明確にしようとしたのである.
목차 (Table of Contents)
19세기말~20세기초 '개화지식인'의 동아시아 지역 연대론