張赫宙의 『비원의 꽃(秘苑の花)』론―英親王의 半生에 투영된 작가의 정서적 자화상 = The study of Jang Hyuk's 'Flower of Biwon' : An image of the writer's self emotion through King Youngchin's life

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本稿では英親王の半生を扱った張赫宙の 『秘苑の花』に内在された作家の情緒的自画像についての考察を試みた。
1950年に出版された『秘苑の花』は英親王の回顧を基に執筆されたもので、英親王が幼い頃、伊藤博文に引かれて渡日した背景から日本の皇族の方子女王との結婚、そして日本帝国陸軍の中将として第一航空軍司令官を歴任した後、敗戦を迎えるまでのことを描いている。
『秘苑の花』の執筆動機は、英親王と作家自身との間に身分と立場の大きな隔たりがあったにもかかわらず、過去の行跡から二人とも自由でなかったことから求められる.そして、日本人と結婚して子供を得たことから生じた民族的アイデンティティの混乱も同じく抱えていた問題であった。ところで、英親王は彼の過去の行跡にかかわる論難の中でも簡単にはその責任を追及され得ない特殊な身分であったので、作家はこれを盾にして自分の見解の披露を試みたものと思われる。
ところが、朝鮮王室の象徴的存在としての避けられない宿命を生きた英親王と、自分の栄達を図ろうと日帝に協力した張赫宙の行跡は同じレベルで論じられる事柄ではなく、解放以後迎えた境遇においても、英親王の場合は宿命的なものであったが、作家の場合は自業自得によるもので、その責任の所在がはっきりしていることからもくっきりと区別される。
したがって、英親王の行跡については王族としての亡国の問題と関係付けた深い議論を必要とするが、亡国に至らせた責任は王室だけではなく韓民族全体に帰属するものである。『秘苑の花』はこのような英親王の立場を利用して自分の親日行為を亡国の恨みに紛らそうとした作家の魂胆が潜んでいる作品と言える。

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