『伊勢物語』注釈史においては、国学者と称せられた人々が主流となっている注釈を新注と呼んでいる。本論文は、このような新注の時代を開く『勢語臆断』の内容的特徴を考察したも...
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『伊勢物語』注釈史においては、国学者と称せられた人々が主流となっている注釈を新注と呼んでいる。本論文は、このような新注の時代を開く『勢語臆断』の内容的特徴を考察したも...
『伊勢物語』注釈史においては、国学者と称せられた人々が主流となっている注釈を新注と呼んでいる。本論文は、このような新注の時代を開く『勢語臆断』の内容的特徴を考察したものである。それで、契冲の『伊勢物語』に対する理解、また『勢語臆断』を通じて新注の注釈態度を見い出すことができる。
『勢語臆断』の内容的特徴について考察してみると、まず、歌を理解する態度については、歌の「たとふ」が持っている「本意」を考え、理解しようとする態度が見られる。
二番目は、物語の「文勢」について説明すると、『伊勢物語』を業平の一生の事を記していると考えながら、「虚」と「実」が混じっているのが「物語」であると理解している。それで、作者の「筆」が表れている所は「虚」で、このような所は『実録』などと合わない場合である。作者は「虚」を通じて、「物語」に対する「文勢」を顕していると述べている。
三番目は、文献的な証明を重視する注釈態度であるが、まず、語源について、詳しく注釈するのが目立っているが、旧注の師説を従って注釈を書き加える形式ではなく、『勢語臆断』では、文献を通じて、記録を重視する態度であるのが確認できる。そして、史実を証明しようとする注釈態度が見られるが、『伊勢物語』の登場する人物の事蹟については『三代実録』を引用しながら、その史実を正確に証そうとしている。
以上のように、契冲の『勢語臆断』は、師説を従って注釈を加える旧注に比べて、古学の復興と記録を重視する文献中心の注釈態度で一貫しており、そういう意味で『伊勢物語』注釈史において、新注の時代を開く注釈書として位置づけられよう。古学の復興と記録を重視する注釈態度を通じて、『伊勢物語』の注釈史の中での『勢語臆断』の位置付けが可能になってくることであろう。
참고문헌 (Reference)
1 太田藤四郎, "續群書類従" 続群書類従完成会 18 : 644-, 1980
2 橋本不美男, "歌論集" 小学館 562-, 1987
3 築島裕, "契冲全集第九巻" 岩波書店 7-218, 1974
4 大津有一, "増訂版伊勢物語古註釈の研究" 八木書店 25-, 1986
5 片桐洋一, "伊勢物語古注釈書コレクション(第四巻)" 和泉書院 31-50, 2003
6 片桐洋一, "伊勢物語の研究(資料編)" 明治書院 360-771, 1987
7 片桐洋一, "伊勢物語の研究(研究編)" 明治書院 488-, 1987
8 福井真助, "伊勢物語, in 新編日本古典全集12" 小学館 240-241, 1999
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8 福井真助, "伊勢物語, in 新編日本古典全集12" 小学館 240-241, 1999
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