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      文化理解に基づく日本語敎育についての一考察 ─ 日韓指示詞の比較の觀点から─

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      https://www.riss.kr/link?id=A100272159

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      다국어 초록 (Multilingual Abstract)

      本稿では、韓國人日本語學習者の日本語敎育において、文化理解を含めた言語能力と文化能力の開發のためには、どのような敎育パラダイムを基盤として、現場でどのような指導を行な...

      本稿では、韓國人日本語學習者の日本語敎育において、文化理解を含めた言語能力と文化能力の開發のためには、どのような敎育パラダイムを基盤として、現場でどのような指導を行なっていくべきかについて考察することを目的としている。まず日本語と韓國語の指示詞の使用狀況を比較檢討した結果から浮かび上がった共通点と相違点のうち、特に相違点に焦点をあてて、その要因·背景を見ていった。そこには日韓の違いの根底を流れる一種の法則といったものが見られた。さらに、これら表層部分で表われる日韓の違いと、より深層部分で見られる違いとの關連性と同時に、共通項も視野にいれながら、學習者の言語能力と文化能力の兩方を引き出すための日本語敎育について考察を加えた。 日韓指示詞の顯著な違いは、現場指示①一元化と觀念指示①一元化における中稱と遠稱の選擇によるものであった。このような表層部分の違いとより深層部分での關連を見ていくために、認知の觀点、助詞「は」と「が」、敬語表現、あいづち、呼びかけ表現、ことばと時空間、ウチ意識とウリ意識といったいくつかの側面に焦点を當てた。これらの分析結果、あらためて言語と文化、社會、認知などの側面との關連性を確認した。そして、それら日韓の違いを視野に入れながら、共通項の存在にも目を向けた言語及び文化能力のための日本語敎育と敎育パラダイムが求められる。

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